2019/01/22

2019年明け。日本と海外での高齢出産ついての大きな違いについて思う。





西北欧州の国々では,高齢出産は珍しくない。40代,50代でも子供を授かったばかり,という人をよく見かけた。

日本に帰ってきて初めて日本での現状を知ってショックだった。

まずは医師が消極的であるということ。
なぜか成功率がやたらと低い。
希望者がむなしく多額の治療費だけを払っているという事。


...単にビジネス化していて,出来る事もわざとやっていないような印象をもった。
欧州では無料で出来る国がいくつかあるし,年齢制限も日本のようになく,いつでも思い立った時に高齢出産に取り組むことができる。(といっても,さすがに80歳とかではないだろうが…)

高齢出産の年齢になるまで子供を産もうと考えたことのない人も多いだろう。

仕事が忙しくそれどころでないとか,子供は欲しいが経済的な基盤ができてから…と思っているうちに,自然に妊娠する時期を通り過ぎてしまって,日本のこの現状に突き当たり,大金を払い続けるしか希望を繋ぐものが無いという状態に...

顕微授精や卵子凍結など,ずっと以前からあるのに,なぜか日本では成功率が低すぎる。
わざととしか思えない成功率の低さと,高齢出産,超高齢出産に消極的な医師達。
そして高すぎるコスト。

今の世の中,事情は違っても,欧州も日本も出産年齢が上がってきているのは同じだ。
日本の場合は,仕事や経済的な事情が多いだろう。
欧州は,仕事もあるかもしれないが,遊びたい時期に遊んでおいて,落ち着いたら出産,というところか。(ここで既に歴然たる差がある)

出産事情に限らず,いろんな面からみても日本が先進国だとは思えないのである。

少子化対策に税金を使うなら,高齢出産にかかる費用をなくすのが一番の近道だと思うのだが,やっていることは頓珍漢なことばかり。まるでアベコベな気がする。
若い人が減ってるときに,年齢制限を設けて,若い人の出産をバックアップしたところで,産休を認めたところで,いったい結果はどうなるの?

高齢出産にサポートがなければ,日本人はどんどんいなくなり,例の移民大量受け入れで日本の中身が変わってしまうよ。

民族浄化という,いまだに世界で現実に起きている事実が,頭をかすめる。

現代では,民族浄化も,大量虐殺なんてハデなことはしない。
住民を不健康にしたり(核実験などを繰り返す)自民族(浄化しようとする勢力)を現地人(被浄化民)と混血にさせたり,被浄化民の言語を禁止し,自民族の言葉を学び使用するよう義務付ける。

そこで何が起こるだろう。世代間交流が難しくなり→歴史の断絶につながり→右往左往する人々は支配側に操られ,土地は奪われ,借金をさせられ,その時点で支配側のピラミッドの最下層となる。


無理な借金は,人間を奴隷にする。

なぜなら,欲しいモノのためには何でもやる,という心情に陥りやすくなるからだ。

欲は怪物を生み出す。人を殺めるのに,たった数万円でもやるという者たちがいる事を知っているだろうか?すべては欲,さらに惨めなことには,必要 なもののためだ。

人間が生きるのに必要なものが高額であるという事は(例えば毎日の食費,生きるに欠かせないもののすべて)あらゆる犯罪の温床となり,豊かで平和な世の中において罪と感じることが,飢える惨めさを味わい続けるうちに人々はそれを正当化する心情にさえなってゆくだろう。

話が飛躍してきたので今回はこれまで。


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