2019/01/22

【動画鑑賞】 - 『麻薬と売人と依存者』

普段は動画自体ほとんど見ないのだが,アマゾンプライムのトライアルで動画が見れるのでちょっと覗いてみようと昨日からいくつかの動画を観ていた。

以前は一日5本の映画を見ていた時期もあったが,今ではアニメ以外はほとんど見ない。
スクリーン上で生の人間を見るのが嫌なのだ。人間嫌いもここまで来たかというところ。

最近は人間嫌いのリハビリというわけでもないが,動画を少しだけ見るようになった。
しかしほとんど集中できず,興味も湧かず,途中でやめる確率が9割。

そこで,ほとんど見なくてもよいような,単純なものを観ようとリハビリに励む。

そこで出てきたのがよくある麻薬モノ。
欧米の麻薬依存者と売人と捜査官モノだ。
普段なら特に避けるような内容だ。気分が悪くなるからだ。

...やはりつまらなさそうなのでやめようと思ったが,最初の五分以内に依存者が言った言葉を聞いて,「それはない」と思ったことについて書いておこう。

『麻薬をやってなけりゃ今頃家を買って車を持って普通の暮らしができてただろうな』

...それはきっとない。
だってそんな生活がしたけりゃ,麻薬をやめるだろう。依存を断って,マシな暮らしをするために努力することは苦ではないはずだ。

麻薬のほうが好きだからこそ,持てる金すべてをつぎ込むだけでは足りず,麻薬を買うためだけに仕事をし,さらにはカノジョにさえ売春をやらせて平気でいるのだろう。

売人のほうがマシな暮らしを実現している。
寝る時間さえ削って,依存者のために麻薬を作り続け,連絡がきたらすぐに出かけられる様常に準備万端で,忙しく危険な生活を送っている。金のためだ。


麻薬がやめられないものだと思っている人がいるかもしれないが,そうではない。
麻薬はやめられるし,後遺症のようになってもそれを克服する手段はある。

それが更生施設であれ,ラック(余裕のある生活環境に恵まれた幸運)であれ。




...依存症者を非難するわけではない。
依存者が一体何に依存しているのかを想えば,原因は,というか結局は,ラックがなかったという事だ。

藁にも縋りつけない環境であり,そこから抜け出すだけの力もなかった。という事ではないだろうか。

人間の弱さというものは,憐れなばかりで,決してその個人を責められるものではない。

弱さ...私たちの誰にでも,どこかに弱さがある。完璧に強い者など,傍目にはそう見える者がいたとしても,それこそ環境が変われば一変するものだろう。
周囲で支える人々,金の力,健康であること。

彼らが開き直っている様子だけがそれを傍目に見る私たちの心の救いだ。





どんな地獄を,彼らが内面で体験しているのかを推し量ることができる人ならば…




...愛や喜び,達成感…

もし私たちの生活にそれがなく,逆に,憎しみ,不信,失敗の連続,蔑み…それらが支配する環境に置かれたとき,努力も空しく,どうやってもそれらを打破できず,何年も,何十年もそんな状態から逃れる術がなかったとしたら,きっといつかは重苦しい無力感に襲われるだろう。

そんな地獄で,黒い天使が彼らを救いに来る...
愛,喜び,達成感の感覚を与える黒い天使が。
彼らと同じく,白い天使と戦う,黒い天使たちが彼らの不足を補うブツを持って......。








すべての善き人の人生がもし幾世紀もの間安定したものだったとしたら



安定した環境で何世紀も育っていたとしたら…子供の時からの記憶を途切れなく,そして焼き付けたように覚えていたことだろう。

世間の波とは一個人の内面も外面も簡単に歪め潰してしまうほどに無神経で残酷でそしてその責任は誰に問う事も出来ぬものなのだ。

殺し合いが親子間でさえ日常的に起こり,"国民"が選んだたった一人の指導者の指揮によって何千万人もの同胞を殺すのが人類だ。分け合えば行き渡るものを独り占めした者同士がさらに戦い,仕舞には同盟を組んでそれぞれの"国民"を囲い込み,支配するのみだ。


"国民"なんてものはない。
それは独占者の戯言だ。
人と人の争いに
他人が加勢して果てしなく争いは広がる。

そのいいとこ取りをするのが独占者の始まりだ



善い世界ではこうだ。
争い事には善きレフリーがつき,争いを拡大させない。
スポーツマンシップのようなものだ。
ズルをした者は蔑まれ,結局負けを認めざるを得ない。



さて,この現在の世界では,ズルをしたことを隠し通したり,目撃者や証言者,仮説論者の口封じをするのが常だ。

自ら破る事を想定したルールというモノを掲げ,皆が自分の都合の良い所へもってきた途端にルールという網を一気に引き上げて総取りだ。

なぜ皆そう簡単に釣られてしまうのか??
皆が思い描くレフリーは彼らのものでしかなく,彼らの脳内の善ワールドだからだ。

レフリーじゃなく,シナリオ作家のインチキルーラーだという事に気づかないのでやられてしまう。

『長いモノに巻かれる』というのはこの光景そのものではないか。
網で一気に捕られてしまう,魚の群れ…

人を捕る漁師は豹変して恐怖で人を奴隷に変える。


しかし支配は一人では成し得ない…どこかに綻びが出るのも時間の問題だ。



今現在の世界で,善き人々が勝っている場所は残されていない。
支配者達,持てる者たちは自らの平和を保証できる力がある。
抑圧された人々の上に腰を下ろして。


 

2019年明け。日本と海外での高齢出産ついての大きな違いについて思う。





西北欧州の国々では,高齢出産は珍しくない。40代,50代でも子供を授かったばかり,という人をよく見かけた。

日本に帰ってきて初めて日本での現状を知ってショックだった。

まずは医師が消極的であるということ。
なぜか成功率がやたらと低い。
希望者がむなしく多額の治療費だけを払っているという事。


...単にビジネス化していて,出来る事もわざとやっていないような印象をもった。
欧州では無料で出来る国がいくつかあるし,年齢制限も日本のようになく,いつでも思い立った時に高齢出産に取り組むことができる。(といっても,さすがに80歳とかではないだろうが…)

高齢出産の年齢になるまで子供を産もうと考えたことのない人も多いだろう。

仕事が忙しくそれどころでないとか,子供は欲しいが経済的な基盤ができてから…と思っているうちに,自然に妊娠する時期を通り過ぎてしまって,日本のこの現状に突き当たり,大金を払い続けるしか希望を繋ぐものが無いという状態に...

顕微授精や卵子凍結など,ずっと以前からあるのに,なぜか日本では成功率が低すぎる。
わざととしか思えない成功率の低さと,高齢出産,超高齢出産に消極的な医師達。
そして高すぎるコスト。

今の世の中,事情は違っても,欧州も日本も出産年齢が上がってきているのは同じだ。
日本の場合は,仕事や経済的な事情が多いだろう。
欧州は,仕事もあるかもしれないが,遊びたい時期に遊んでおいて,落ち着いたら出産,というところか。(ここで既に歴然たる差がある)

出産事情に限らず,いろんな面からみても日本が先進国だとは思えないのである。

少子化対策に税金を使うなら,高齢出産にかかる費用をなくすのが一番の近道だと思うのだが,やっていることは頓珍漢なことばかり。まるでアベコベな気がする。
若い人が減ってるときに,年齢制限を設けて,若い人の出産をバックアップしたところで,産休を認めたところで,いったい結果はどうなるの?

高齢出産にサポートがなければ,日本人はどんどんいなくなり,例の移民大量受け入れで日本の中身が変わってしまうよ。

民族浄化という,いまだに世界で現実に起きている事実が,頭をかすめる。

現代では,民族浄化も,大量虐殺なんてハデなことはしない。
住民を不健康にしたり(核実験などを繰り返す)自民族(浄化しようとする勢力)を現地人(被浄化民)と混血にさせたり,被浄化民の言語を禁止し,自民族の言葉を学び使用するよう義務付ける。

そこで何が起こるだろう。世代間交流が難しくなり→歴史の断絶につながり→右往左往する人々は支配側に操られ,土地は奪われ,借金をさせられ,その時点で支配側のピラミッドの最下層となる。


無理な借金は,人間を奴隷にする。

なぜなら,欲しいモノのためには何でもやる,という心情に陥りやすくなるからだ。

欲は怪物を生み出す。人を殺めるのに,たった数万円でもやるという者たちがいる事を知っているだろうか?すべては欲,さらに惨めなことには,必要 なもののためだ。

人間が生きるのに必要なものが高額であるという事は(例えば毎日の食費,生きるに欠かせないもののすべて)あらゆる犯罪の温床となり,豊かで平和な世の中において罪と感じることが,飢える惨めさを味わい続けるうちに人々はそれを正当化する心情にさえなってゆくだろう。

話が飛躍してきたので今回はこれまで。


もしアメリカ合衆国が消えてなくなってしまったとしたら・・・

誰もがその存在感を無視できないイダイなる新興国、USA。 色んな意味でスゴイ国なわけですが、このイダイで広大な国が、突然消滅してしまったら、世界は一体どうなってしまうのか?? 多大な影響がある事は言うまでもないだろうが、その中で最も問題となることは何だろうか?? 思考...