普段は動画自体ほとんど見ないのだが,アマゾンプライムのトライアルで動画が見れるのでちょっと覗いてみようと昨日からいくつかの動画を観ていた。
以前は一日5本の映画を見ていた時期もあったが,今ではアニメ以外はほとんど見ない。
スクリーン上で生の人間を見るのが嫌なのだ。人間嫌いもここまで来たかというところ。
最近は人間嫌いのリハビリというわけでもないが,動画を少しだけ見るようになった。
しかしほとんど集中できず,興味も湧かず,途中でやめる確率が9割。
そこで,ほとんど見なくてもよいような,単純なものを観ようとリハビリに励む。
そこで出てきたのがよくある麻薬モノ。
欧米の麻薬依存者と売人と捜査官モノだ。
普段なら特に避けるような内容だ。気分が悪くなるからだ。
...やはりつまらなさそうなのでやめようと思ったが,最初の五分以内に依存者が言った言葉を聞いて,「それはない」と思ったことについて書いておこう。
『麻薬をやってなけりゃ今頃家を買って車を持って普通の暮らしができてただろうな』
...それはきっとない。
だってそんな生活がしたけりゃ,麻薬をやめるだろう。依存を断って,マシな暮らしをするために努力することは苦ではないはずだ。
麻薬のほうが好きだからこそ,持てる金すべてをつぎ込むだけでは足りず,麻薬を買うためだけに仕事をし,さらにはカノジョにさえ売春をやらせて平気でいるのだろう。
売人のほうがマシな暮らしを実現している。
寝る時間さえ削って,依存者のために麻薬を作り続け,連絡がきたらすぐに出かけられる様常に準備万端で,忙しく危険な生活を送っている。金のためだ。
麻薬がやめられないものだと思っている人がいるかもしれないが,そうではない。
麻薬はやめられるし,後遺症のようになってもそれを克服する手段はある。
それが更生施設であれ,ラック(余裕のある生活環境に恵まれた幸運)であれ。
...依存症者を非難するわけではない。
依存者が一体何に依存しているのかを想えば,原因は,というか結局は,ラックがなかったという事だ。
藁にも縋りつけない環境であり,そこから抜け出すだけの力もなかった。という事ではないだろうか。
人間の弱さというものは,憐れなばかりで,決してその個人を責められるものではない。
弱さ...私たちの誰にでも,どこかに弱さがある。完璧に強い者など,傍目にはそう見える者がいたとしても,それこそ環境が変われば一変するものだろう。
周囲で支える人々,金の力,健康であること。
彼らが開き直っている様子だけがそれを傍目に見る私たちの心の救いだ。
どんな地獄を,彼らが内面で体験しているのかを推し量ることができる人ならば…
...愛や喜び,達成感…
もし私たちの生活にそれがなく,逆に,憎しみ,不信,失敗の連続,蔑み…それらが支配する環境に置かれたとき,努力も空しく,どうやってもそれらを打破できず,何年も,何十年もそんな状態から逃れる術がなかったとしたら,きっといつかは重苦しい無力感に襲われるだろう。
そんな地獄で,黒い天使が彼らを救いに来る...
愛,喜び,達成感の感覚を与える黒い天使が。
彼らと同じく,白い天使と戦う,黒い天使たちが彼らの不足を補うブツを持って......。
以前は一日5本の映画を見ていた時期もあったが,今ではアニメ以外はほとんど見ない。
スクリーン上で生の人間を見るのが嫌なのだ。人間嫌いもここまで来たかというところ。
最近は人間嫌いのリハビリというわけでもないが,動画を少しだけ見るようになった。
しかしほとんど集中できず,興味も湧かず,途中でやめる確率が9割。
そこで,ほとんど見なくてもよいような,単純なものを観ようとリハビリに励む。
そこで出てきたのがよくある麻薬モノ。
欧米の麻薬依存者と売人と捜査官モノだ。
普段なら特に避けるような内容だ。気分が悪くなるからだ。
...やはりつまらなさそうなのでやめようと思ったが,最初の五分以内に依存者が言った言葉を聞いて,「それはない」と思ったことについて書いておこう。
『麻薬をやってなけりゃ今頃家を買って車を持って普通の暮らしができてただろうな』
...それはきっとない。
だってそんな生活がしたけりゃ,麻薬をやめるだろう。依存を断って,マシな暮らしをするために努力することは苦ではないはずだ。
麻薬のほうが好きだからこそ,持てる金すべてをつぎ込むだけでは足りず,麻薬を買うためだけに仕事をし,さらにはカノジョにさえ売春をやらせて平気でいるのだろう。
売人のほうがマシな暮らしを実現している。
寝る時間さえ削って,依存者のために麻薬を作り続け,連絡がきたらすぐに出かけられる様常に準備万端で,忙しく危険な生活を送っている。金のためだ。
麻薬がやめられないものだと思っている人がいるかもしれないが,そうではない。
麻薬はやめられるし,後遺症のようになってもそれを克服する手段はある。
それが更生施設であれ,ラック(余裕のある生活環境に恵まれた幸運)であれ。
...依存症者を非難するわけではない。
依存者が一体何に依存しているのかを想えば,原因は,というか結局は,ラックがなかったという事だ。
藁にも縋りつけない環境であり,そこから抜け出すだけの力もなかった。という事ではないだろうか。
人間の弱さというものは,憐れなばかりで,決してその個人を責められるものではない。
弱さ...私たちの誰にでも,どこかに弱さがある。完璧に強い者など,傍目にはそう見える者がいたとしても,それこそ環境が変われば一変するものだろう。
周囲で支える人々,金の力,健康であること。
彼らが開き直っている様子だけがそれを傍目に見る私たちの心の救いだ。
どんな地獄を,彼らが内面で体験しているのかを推し量ることができる人ならば…
...愛や喜び,達成感…
もし私たちの生活にそれがなく,逆に,憎しみ,不信,失敗の連続,蔑み…それらが支配する環境に置かれたとき,努力も空しく,どうやってもそれらを打破できず,何年も,何十年もそんな状態から逃れる術がなかったとしたら,きっといつかは重苦しい無力感に襲われるだろう。
そんな地獄で,黒い天使が彼らを救いに来る...
愛,喜び,達成感の感覚を与える黒い天使が。
彼らと同じく,白い天使と戦う,黒い天使たちが彼らの不足を補うブツを持って......。
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