2019/03/06

金を介した人間関係しか築けなくなってしまった人々の病

それはすでに人間関係と呼べるものかどうか?...危うい境界線上にある。


女性とのデートを買う男たちと男性を買う女たち

自分の時間を,誰かの友人,恋人として売る人々は,相手に対して,例外を除けば無感情に近い。金のためにやっているだけで,金のためにやさしくし,金のために何も言わず,さらには客が作ったシナリオを演じる役者としての「ギャラ」を対価として貰う。

売っている側には,見ず知らずの人間を相手に,現実で役者となる。楽しんでいる者もいるだろう。暇つぶし。アルバイト。役者の気分。相手とのかかわりが実際にはないという気楽さ。経済的理由でいやいややっている人は「働いているだけ」であり,演じながらも内心客を軽蔑したり憎んだり,イラついている。自分で選んでいるわけでもない役を演じる中身の希薄な人々...自分自身のイラつきの意味さえ知らないのだ。


 
...話もをどすが,
買っている側には,普通に人間関係が築けなくなったという病が隠れている。
「自分が望む相手の対応」そのものは決して現実世界には存在しない。
「こうあるべき対応」も,他の誰かにはあっても,自分には向けられることがない。
それを自分の外見などのせいにして,外見で態度を変えていると思い込み,他人を憎む。
相手側が思うあるべき対応さえ,自分の横暴な態度が変化させてしまっている事に気付くこともない。

それは,『妄想から出た妄想』であり,やはり病と言えるだろう。
買う側は,他人の時間を買って自分の理想的な対応を享受している間は恐れから一時解放され,自分の思い通りに事が進み,自分の要望のみに執着し,そこに間違いがあると激怒する。 

それを脳が。『現実では当然のことである。』などと思い込めば,そこに,小さな暴君が生まれる。
金がなくなると無視されるので,怒り狂う事になる。

こんなことにはならないように,金で買っている他人の時間は,借りものであり,自分の時間だと勘違いしているけれども,実際はやはりその役者のジカンであり,自分のモノというのは幻影であることを肝に銘じるべきなのだ。

狂気に陥らないためには...

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